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2024-03-15

神戸市立中央卸売市場の更なる取扱量拡大と神戸市民の台所としての安定供給と活性化を!

中央卸売市場に珍しい魚や、新しい種類の魚が欲しい。新種の野菜を産地から提供したい。との意見を聞きます。でも、卸売企業、仲卸企業は、当然商売のため、売れるものを仕入れる。神戸市には、兵庫区には、小売市場、商店街がある。もっと賑わって、多くの方がお越しいただきたい。その時には、いつもの商品より、珍しいものもみたい。という気持ちは、誰しもある。

そのためには、中央i卸売市場の取扱量をもっと増やさなければその価値も見出しにくい。また、人口減少や、物流の2024年問題など懸念事項がたくさんある。という思いで、以下質疑をいたしました。

中央卸売市場の活性化について

平野達司

中央卸売市場は市民の台所として日々の生活に欠かせない生鮮食料品を安定的に提供する神戸市の基幹的かつ重要なインフラだ。

神戸の中央卸売市場は、大都市の中でも新鮮な農産品が手に入りやすい強みがある。しかし人口減少社会や高齢化による消費の減少、卸売市場を介さない取引の拡大、市場関係者の減少といった情勢に加えまして、労働力人口不足、物流の2024年問題が重なり、安定的な運営に大変危機感を持っている。神戸空港の国際化による交流人口の増加も、卸売市場の取扱量が増えることも考えられるが、目前は、そうなる前に、例えば、産地からトラックが神戸の卸売市場に来ない、トラックが来ても荷物が荷下ろしできない、市場に取引される商品が大幅に減少し、市場関係者の方々が次々に撤退するなどと、負のスパイラルに陥る可能性も限らないと思います。

今の市場関係者の中からでも、担い手不足で対応に苦労されているお声を数多く聞いています。

このように、中央卸売市場の活性化は待ったなしの状態で、この検討は、現場の中央市場だけではなくて、広く生産から流通と消費含めた連携を深めつつ、神戸空港の国際化による人と物の流れを見越し、観光部門全体で、広く神戸市内全体で組織的に、横断的に行っていただく必要があるのではないか。

 

経済観光局 大畑局長

中央卸売市場を取り巻く環境が非常に変化をしており、人口減少や取引の多様化による取扱量の減少、トラック輸送に関わる2024年問題などで、いかに中央卸売市場がこれからも持続的にその役割を果たしていく環境をつくっていくことが非常に重要だ。

取扱量を増やしていく取組の中で、卸売市場の物流の拠点性をいかに高めていくのか、そのために機能を強化していかなくてはならない。今、再整備で、冷蔵庫を含め、いろんな機能強化に取り組んでいるところ。機能強化を通じて、新たな販路を持つ事業者の新規参入を進めていくことも非常に大事だ。

卸売市場は生産者と消費者をつなぐ流通のかなめである。経済観光局の中ではこの生産部門の農漁業の振興も担当しており、市場・商店街の消費者に近いところで、より多くの近隣のすばらしい食材を消費してもらうことの働きかけ、取組も大事だ。

また、人口が減少する中で、食を消費することは、市内の需要だけではなかなか増えませんので、観光で、域外から来ていただいたお客さんに神戸で神戸の食材を食べていただくことで、消費の拡大、それが市場の取扱量の拡大、まさに生産量の拡大、これが全てつながっていく事業だと思っています。そういった意味で、我々の局の中で、生産から最後の消費まで、観光を含めて一気通貫で取り組むことが必要だと思っており、経済観光局一丸となってこの課題に取り組んでまいりたい。

 

平野達司

まさに消費の拡大が中央市場の取扱量の拡大にもつながる。実際に取り組んでいただきたい

神戸の中央卸売市場の50キロ半径では6つ、70キロ圏内には8つの中央市場が乱立しており本当に厳しい環境である。1日単位で様々な取引量をホームページで公開しているが、

それをマーケティングに生かせてるか全く見えない。絶対に中央市場の卸売企業が撤退するようなことがないように、全体的なマーケティングをしっかり見ていただきたい。

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