決算特別委員会(交通局 第一分科会)2022年9月29日
交通局に対し、以下質疑をさせていただきました。
①駅スペースの有効活用(ワゴン販売等)について
②インバウンド客の取り込みについて
③外国人観光客への案内について
④新たな顧客の獲得について
⑤収入増に向けた取り組みについて
平野達司)
地下鉄の駅の改札駅のスペースの有効活用について
駅のスペースを有効活用し、乗車料収入以外に附帯事業収入も増やしていく必要があるのではないか
地下鉄でも地上駅であれば、産業振興センター経由で募集も実施され、ワゴン型の販売を実施されている。ただ、地下の駅の構内の店舗の一番壁が消防法。可燃物があり酸素があれば、燃える可能性があることで、必ずスプリンクラーの設置が必要。また、床面積の上限の制約、フロアの全体面積の10分の1以下にしないといけないことも認識しているが、その上で設備的に出店可能な未利用区画の精査し、ワゴン販売を地下の駅でも検討すべきではないか、駅のスペースの有効活用を図るべきいかがか
○習田交通局副局長
平野委員から非常に丁寧に課題も御説明いただきましたので、その辺りの答弁は省略させていただきますが、特にワゴン販売は、初期投資が少なくて済むことで、非常に問合せが多い、我々も可能な限り対応している。ワゴン販売、3年度の決算は前年度より倍増以上で、交通局にも貴重な収入源。
現在は6駅でワゴン販売を実施、非常に好評、テスト実施等を行いながら、実施駅の拡大を今検討しているところ。
もちろんこの未利用区画の精査、確認が当然必要になりますが、やはり新たな出店場所を確保するに当たり、消防法の関係とかクリアしないといけないことがあり、また、出店可能な御要望等もあると思いますので、総合的に考え、可能な範囲で積極的に取り組み、ワゴン販売のほうの拡大に努めていきたい。
(平野達司)
限られている場所ではあるかと思うが、西神山手線の湊川公園駅、この近くにはたくさんの市場商店街がございます。この市場商店街の皆様は、朝、中央市場に仕入れに行かれて、早朝から動かれていることもあり、また夕方の5時ぐらいにななると、一気に市場商店街に来るお客さんがいなくなってしまうタイミングがあります。そのタイミングで皆さん大体お店を閉めてしまいます。また兵庫区役所の北側に、再整備されて新しいマンションが建ちましたが、市場商店街の皆様もそのマンションが建つことによって、人が流れてくると想定もありましたが、平日、あまり流れてきてない状況。市場商店街が閉まった後、夜にかけて、近くのスーパーに人が集まっている状況が見られます。このマンションは共働きが多いんではないかと想定。こういった事象がほかの市場商店街でも、新しいマンションが建ったときに、そのような状況がや多いのでは、と思っています。
経済観光局の商業流通課とも話をさせていただいて、例えば市場商店街単位で、商品をまとめて、最寄りの地下鉄の駅にワゴン販売を持っていく。ただ、ワゴン販売を持っていくのも、どの商品が、どの時間帯に売れるのかというのは分かりませんので、まず一旦、例えばテストを具体的にさせていただく。売れるものがわかって来れば、自動販売機を置くことにより、その商品が定量的に販売ができるという流れになってくると思いますので、そのような具体的な取組を検討する必要があるのではないか?
附帯事業収入の増だけではなく、駅の利用者の利便性向上、その駅周辺の皆様と、周辺の店舗と関係も築いて、支援も含めて、効果も期待もできるではないか?
○習田交通局副局長
スペースをどうするのか、消防法の関係、保管庫の話も含め、諸条件をまずは整理をする必要がある。その上で可能なエリアについてしっかり検討させていただきたい。
市場商店街単位で取り組んでいただくほうが、継続性という意味でもあると思いますので商業流通課の地域商業活性化新事業が恐らく使えるのではないか。我々としてもしっかり協力して当然やろうという形で進めたいと思いますし、そういったお話があれば、経済観光局と一緒に取組をさせていただければと考えてございます。
(平野達司)
どの商品を販売するのか、どういう形で物を持っていくのか課題も実際にございます。
賞味期限、値段、精算の課題もあるが、マルシン市場ではコロナ禍の中、コロナ感染された方に、注文を頂いて、市場の商品をパッケージ化して、直接食事提供を持っていくという形を独自に編み出して対応されました。
高齢者の方にも、事前注文宅配も、市場商店街単位で実際に実施している。このノウハウと組み合わせれば、駅のスペースがうまく使えるのであれば、販売することも可能ではないかなと思っています。
スプリンクラーがないところでも、水道管、スプリンクラーの配管が通っているところがあれば、スプリンクラーヘッドを取りつけるだけで、費用負担は削減されると想定します。設置スペースはあるが、スプリンクラーがないところは、もったいないスペースなので、スプリンクラーを設置することにより、少しにぎわいスペースに持っていけるのではないか。
また、時間単位で未利用地の利用も御検討いただきたい
(平野達司)
②インバウンド顧客の取組について
政府による水際対策の緩和方針、そして、この円安。
2年前に代表質疑でお話しさせていただいた事柄でコロナ前に経済
数日間神戸で滞在される方、滞在型の観光客、
経済観光局と連携し、外国人観光客をターゲットに、沿線施設、
○児玉交通局副局長
外国人観光客の対応で、案内表示、放送を充実をさせてきました。
関西一円の私鉄、バス、我々市営地下鉄、
過去に2019年、ラグビーのワールドカップ、
経済観光局でも様々新たな観光戦略の構築ということを考えている
(平野達司)
ぜひお願いいたします。たくさんの方がお越しになられたとき、
○児玉交通局副局長
最近の傾向としましては、
(平野達司)
QRコードでぜひ実施いただきたいというふうに思います。
先ほど観光案内は、交通局が作るべきではなく、
(平野達司)
④新たな顧客の獲得について
今年の4月から実施の「三宮・エリア110」でについて、
実際に私も会社員時代のとき、
○城南交通局長
もともと通常と半額程度の運賃ですので、
3月は開始前で、1日352人、4月はその27%増し、
(平野達司)
⑤新しい取組、
これからも新しい増収施策というのは、
リノベーション・神戸によって、地下鉄沿線の活性化なども、
収入増に向けた取組、現時点でほかに考えられていることがあるか
○城南交通局長
新長田、三宮駅の東コンコースのリニューアル、駅の快適性、
こういった取組、リノベーション・神戸と総合し、
(平野達司)
トイレの快適性向上ありがとうございます。
具体的なスケジュールというのは決まっていますでしようか。
○習田交通局副局長
まだ検討中でございますが、
(平野達司)
分かりました。費用もかかるお話ですので、
最後に1点、要望。
公営企業として企業会計で進めているが、
その中で、
各家庭もお子さんを育てていくに当たり、
厳しい状況のときに、一般会計からとの話もあるが、
以上、要望でございます。