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2021-03-09

令和3年予算特別委員会(教育委員会 第3分科会)   2021年3月5日

令和3年予算特別委員会教育委員会(第3分科会)の質疑に立ちました。質問項目と内容につきましてお伝えいたします。質疑項目は、以下の4項目です。

1.コロナ禍における学校の見える化、スマートシティ活用について

2.拠点校部活動の充実について

3.中学校給食の全員喫食に向けた取り組みについて

4.神戸高専の認知度・魅力向上について

質疑動画は、こちらです。

http://www.kensakusystem.jp/kobeshikai-committee/video/R03/R030305-33-2.html

質疑の詳細内容は、以下の通りでございます。御覧いただけますと幸いです。

質問1.コロナ禍における学校の見える化、スマートシティ活用について

【平野】今回のコロナ禍に授業参観が実施できなかったためオンライン授業参観希望が多い。教育の現場でICTの活用が先行している会津若松で、 「あいずっこ+」として、学校での児童の表彰時の写真を個人フォルダに保存し、 それをオプトインした保護者がダウンロードできるなど、「学校の見える化」が進み学校同士の切磋琢磨で学校のレベルが向上。神戸市も今スマートシティーの取り組みで保護者と学校の連絡ツール“すぐーる“と連携すし、学校の見える化を進め、学校での体験を家族と共有でき、学校生活がさらに思い出深いものとなるよう。さらに教員よる授業参観を教員同士の授業のやり方をオンラインで見れば教員のスキルアップにも繋がる。今後のICT技術を活用した学校の見える化、どのように取り組んでいくのか。

【竹森学校支援部長】学校の見える化は、学校運営を行っていくということで大変重要な取り組み。 あいづっこ+は、学校の行事の様子、写真、学校だより、給食だより、緊急情報などの情報を保護者にスマートフォン向けアプリとして提供する新しいツール。来年度から新たな連絡ツール“すぐーる“を全ての学校で運用することで学校だより、行事案内を保護者にデータで配信、保護者が専用アプリで欠席や遅刻の連絡を入れたり、アンケートに回答等が可能となる環境を整えている。今後もICT技術を積極的に活用し、他都市の事例も参考にしながら、学校生活の様子を保護者に発信するような取り組みを充実させていきたい。教員のスキルアップの観点からも優れた授業力を有する教員の授業を行う様子の動画配信を行って一定授業力の向上を図っており、研究指定校における発表授業を動画配信により、多くの教員が視聴でき、スキルアップに繋がり有効と考えている。保護者への積極的な情報発信、教員のスキルアップもICT技術のメリットを十分生かして、ご指摘の趣旨を踏まえ、積極的に取り組んでいきたい。

【平野】来年度予算に入ってます大阪府立大学で研究されてるAIスクリーニングは、児童生徒の小さなSOSを見逃さずに早期に取り組みを対応できる20校程度でモデル実施予定、これは、複数の教員、スクールカウンセラー等が全生徒の内容についてチェックシートでチェックし、それでAI活用する仕組みで表面化しない支援が必要な児童生徒を可視化する意味では大変有効だ、ただこれは学校側教員側からの目線しかない。児童側からのアラームとして、大阪市の教育委員会の“こころの天気“ これは児童生徒が登校時に自分の心の気持ちを四つの“晴“ 曇“雨“雷“の天気マークをタップし、保護者と児童生徒学校教員これが皆さん共有できる仕組み。この取り組みで教員側が気づかない児童生徒のアラームが気づけ、それにより声掛けができる。こういう形でのデータ可視化するシステムは必要ではないか。新しい技術を現場で活用することにより、教員の多忙化対策にも繋がる取り組みをぜひ進めていただきたい

【藤原学校教育部長】個々の教員の経験や知識をもとに、児童生徒の状況を判断してきたが、令和3年度よりは一定の統一した基準で支援を要するかどうかの判断をAIを活用したスクリーニングを試行的に実施し早期に要支援の児童生徒を発見し迅速な対応ができるようにしていきたい。このシステムは、児童生徒の出欠、遅刻の状況、保健室の利用状況などを既存の校務システム等を連携させ個々の児童生徒の状況を把握し支援が必要かを早期に判断できると考えている。大阪市教育委員会の取り組みは平成29年度より児童生徒の心の状況を把握するために、児童生徒が端末を用いて毎朝心の様子を表すことで、いくつかの学校で試験実施されており今年度中に1人1台の端末が配布されることから、来年度より全校実施する予定と聞いており、非常に興味深い取り組みである。ただ今後は試行実施の本市におけるAIを活用したスクリーニングの検証を行い、併せて大阪市の取り組みも取り組み状況も参考にし、児童生徒の状況把握について、どのような方法が望ましく有効であるかを検討していきたい。

【平野】技術は進歩しているため幅広い対応を取り組んでいただきたい。子供たちのため、学校の教員の多忙化対策としても見える化の取り組みをぜひ進めていただきたい。児童生徒の気づきアラームに関してもスクリーニング含めての対応含め保護者からのアラームの際に、学校の先生だけの判断ではなく担任の先生が特別支援教育コーディネーター、スクールカウンセラーなどの専門家を含めて学校の関係者で連携をして児童生徒を見る対応をぜひしていただきたい

質問2.拠点校部活動の充実について

【平野】子供たちには、今後の想像力、多様性強化のため様々な経験をさせチャンスをあげたい人間性や社会性を育むにあたって部活動は、大きく繋がる非常な貴重な体験ができる場である。5年間で運動部は25部、文化部も18部減っている。子供たちができるだけ平等な部活のチャンスをあげたい。拠点部活動の充実のため1点目は拠点校部活動の条件の原則として小学校の時に1年以上継続して経験したことがあると。いう条件を撤廃していただきたい。 2点目は、拠点校部活動に文化部も追加していただきたいと、この2点をぜひ進めていただきたい

【住谷次長】拠点校部活動について、現在は陸上水泳の個人種目が9種目と、バスケットボールで合計10種目の運動部を実施。400名以上の生徒が活動中。要望の参加条件については、小学校で慣れ親しんだ運動を中学校でも継続できる目的のため、参加の対象は、小学校時に1年以上継続して経験した制度として種目の運動部のみ規定している。部活動の意義を含めて部活動のガイドラインの検証や、今後の部活動の望ましいあり方を協議する中学校部活動懇話会において文化部の拠点校の活動の実施や小学校時における権限経験年数の条件の見直しについても今後議論を行い、検討していきたい。

【平野】部活動懇話会それから部活動連絡協議会の会議で拠点部活動の1年間いう条件の撤廃や文化部の追加を議論いただきその上で、例えばもう少し小さい会議体も必要ではないか。区単位、近隣中学校単位などで確認できる体制をとっていただき児童生徒の情報をしっかり吸い上げて、文化部、運動部問わずですね、ニーズを把握していただいて幅広く部活動の間口を広げていただくようにしていただきたい。小さい単位で地域ニーズ把握することにより、特定のエリアでの実施という必要性も出てくると思う。文化部も、今ある部活動だけではなく例えば新たな部活動も含めて議論をしていただきたい。小学校6年生の児童と保護者に対して進学する中学校クラブ活動、また拠点校クラブ活動として何があるのか各学校ホームページも改善いただきたいあわせてご答弁お願いします。

【長谷川事務局長】今後の部活動のあり方は保護者、運動部文化部の関係者から意見を取り入れることは非常に重要なことだ。しかしながらご指摘の中学校部活動懇話会は近年部活動ガイドラインの実施状況や、その効果の検証、重点的に協議をしてきたが、今後の部活動の柔軟なやり方といった観点からは正直申し上げて、十分な議論ができていなかったのが実態。今後の部活動の望ましいあり方として生徒や保護者関係者からニーズを十分に酌み取った部活動にしていくためにどういった観点から改善していけば良いのか、それを検討する組織としてはどういったものが望ましいのか、一度中学校部活動懇話会の意見を聞きながら検討していきたいと考えている。きめ細かい全体の会議体のあり方についてもご提案いただきましたので、その点、踏まえて検討をお願いしたいと考えている。部活動の紹介についても各中学校では、入学前の小学校6年生に向けて学校説明会を開催し部活動の紹介および見学会を実施しいる。入学後は新入生のオリエンテーションの中で部活動の紹介を行った上で希望する部活動を体験する期間を複数日設けて、入部の決定前には仮入部の期間を設け、生徒そして保護者が担任の先生と相談するなど、意思に沿った選択となるように努めている。      小学校6年生の児童や保護者に十分部活動について理解いただくために進学する中学校のホームページで部活動の活動状況を詳しく発信することは非常に重要なことだ。今後は各校において活動状況のわかる写真、その実績を掲載するなど、ホームページの各校のホームページの充実を図っていきたい。それと拠点の部活動は、現在教育委員会のホームページに掲載をしているが、あの必ずしも各校のページに載ってない状況のため、各校のページにもリンクを貼るなどの工夫をしていきたい。

【平野】ホームページの見せ方を保護者に対しての見やすいように改善をお願いしたい

【平野】神戸市部活動リーダー育成を目指して毎年神戸ジュニアスポーツリーダー講習会は、あまり他都市では実施されてない制度。部活動の自主的活動を促進するために各学校の2年生1人派遣し、大学の教授によるリーダー教育を受けられるリーダーを育成するにあたって部活の活性化という意味でも学校のにとっても非常に良い取り組みだ実際この制度で適切に人選された部活動はすごくチームワークも良くなってきてると保護者の方からも聞いている。派遣する生徒は、引き続きその競技に長けた生徒という観点ではなくまとめ役人材が受講していただくのが一番よい。子供の人間性社会性の育成へ繋げていただくよう要望。

3.中学校給食の全員喫食に向けた取り組みについて

【平野】中学校給食の来年度からの全員給食制への移行に向けた調査検討を開始について給食を準備にあたって廊下で配膳準備されてる学校があった。動線が重なり、時間を要し生徒同士がぶつかってしまうさらに食器を落とすトラブルがあった。解決しなければならない課題が山積してるが実際にどのような課題があって、それをどのように解決しようとしてるのか。

【長田教育長】1日約3万7000食の給食を安定的に提供していくために、どのような方式で実施をし、調理体制の確保などが大きな課題である。ランチボックス方式、現行方式を改めましてご飯に加えておかず全体を温かい状態で提供のために、どの方式を採用する場合でも、教室での配膳ということが必要、配膳のための時間、場所や動線についても、検討課題十分検討をして行きたい。さらにアレルギーへの対応、地元食材のこれまで以上の利用の促進、献立内容のさらなる充実、などもあわせて検討していく。課題解決は、様々な角度から多面的、多角的な議論を行い、現在学校給食委員会の中で有識者、保護者代表、学校関係者等々において全員喫食性における実施方式の検討とあわせて幅広く議論を行う。実現までスピード感非常に重要。今年の秋ごろまでに、基本方針を策定をしたい、来週の3月10日に第1回目の委員会を開催をし、具体的な検討をスタートをさせる、全ての中学生に温かい給食をできるだけ早期に提供できるように、取り組みを進めてたい

【平野】多くの課題があるが精力的に検討しできるだけ早く全員給食温かい給食ができるようお願いします。給食時間の確保、民間事業者の活用、センターの整備、アレルギーの対応も小学校の同様に別メニューの対応で、神戸のお米神戸の野菜、また神戸のシラスなど地産地消の取り組みをぜひ進めていただきたい、ランチボックスのために整備した配膳室の有効活用をよろしくお願いいたします。

4.神戸高専の認知度・魅力向上について

【平野】先日の教育子供委員会にて高専の就職や進学の面では高い実績を上げているにもかかわらず、十分に認知されてるとは言い難いと言う指摘があり、教育長から外部の有識者から意見を聞くための会議を設置し、神戸高専の魅力向上について議論していくと方針を示されましたけども、有識者会議の設置の時期、方向性の議論、など進め方について具体的に決まったことは

【長谷川事務局長】教育長から高専の存在価値を高めていくために、高専の今後のあり方を検討する附属機関としての有識者会議の設置に向けて鋭意作業を準備を進めている。今年度中に第1回目を開催を検討。議論内容は高度人材やグローバル人材の育成、地元企業への人材輩出。地域の産業界や地元企業との連携、地域社会への貢献という観点で議論を予定。神戸高専は全国で唯一の教育委員会所管の高専で内容のご議論は、実現に向けた望ましい経営形態についても議論が及んでいくんではないか、後世の認知度、魅力を向上し高専が神戸市の大きな魅力資源となるよう、有識者の皆様にて議論をお願いたい

【平野】対外的な活発なPRも必要であるし、神戸高専の授業のための各工作機械があまりにも老朽化してます。そちらも是非を進めていただきたい。

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