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2025-07-02

【貧困ビジネスから生活とまちを守る】

〜ケースワーカー・民生委員の現場の声を活かした対策を〜

2025年6月9日 本会議での一般質問にて

【貧困ビジネスから生活とまちを守る】

■ 背景と問題意識

〜ケースワーカー・民生委員の現場の声を活かした対策を〜

神戸市では、老朽化した住宅に生活保護受給者を囲い込む、いわゆる「貧困ビジネス」とされる実態について、ケースワーカーや民生委員の方々から現場の声が寄せられています。

こうした実態は、

  • 劣悪な居住環境による人権の侵害
  • 地域景観やまちのイメージの悪化

といった問題につながりかねません。

しかし、最前線で接するケースワーカーや民生委員の方々が、危険や不安を感じながらも、情報を一人で抱え込んでしまう状況は看過できません。


■ 平野達司の提案

私は、次のような対策が必要であると提案しました:

  • 現場で得られる“違和感”や“小さな異変”を情報としてしっかり集約できる仕組みづくり

 → 情報収集をケースワーカー任せにせず、受け皿をつくることが重要です。

  • 関係機関(警察や法的支援機関)と密接な連携体制を構築し、

 疑わしいケースは早期に共有・対応する体制をつくること。

こうした仕組みがあれば、現場での不安や恐怖感を軽減しながら、貧困ビジネスへの対抗手段を市全体で確保できます。


■ 市の答弁と今後の対応

副市長からは、以下のような答弁がありました:

  • ケースワーカーによる訪問調査を通じて住環境や契約状況を把握しており、

 不適切な住環境が確認されれば、法テラス等の支援案内や転居支援も行っている。

  • 今後も、警察など関係機関と連携し、被害の未然防止に努めていく。

■ 平野達司の想い

生活保護を必要としている方々が、安心して暮らせる環境を守ることは、行政の大切な責務です。そして、現場で奮闘するケースワーカーや民生委員の方々をしっかり支えることは、市民福祉の土台そのものです。

見過ごされがちな「まちのすき間」で起きるこうした問題に、しっかり目を向け、まち全体の信頼と安全を守っていくことが私の使命です。

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