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2021-12-21

令和3年12月1日経済港湾委員会(経済観光局)

経済港湾委員会の経済観光局の審査において、湊川隧道の件について質疑させていただきました。
(質疑動画は、3時間20分30秒から2時間28分45秒までの間になります。)
http://www.kensakusystem.jp/kobeshikai-committee/video/R03/R031201-05-1.html

質疑の議事録は、以下の通りです。


○副委員長(平野達司) すみません,市場・商店街の活性化の観点からちょっと質問させていただきたいんですけども,先月,11月23日に,これ兵庫県のイベントなんですけど,湊川隧道ですね,明治時代にできた土木遺産になりますけども,この湊川隧道がちょっと通り抜けが20周年ということもありまして,今までは兵庫区側から長田区側に通り抜けということで,通常できないですけど,イベントのときだけ通り抜けをしてるんですが,20周年ということで,今度初めて逆行ですね,長田区側から兵庫区側に通り抜けが実施されまして,これが,兵庫県が最初に広報してすぐに2,000人の応募が一気に殺到されて,もう途中で申込み打切りされたんですよね。
  当日お越しになられたのが,1,700名の方が来られまして,長田区側から,10時半から2時ぐらいまで時間を分けてなんですけども,実際に通り抜けされると,ちょうど兵庫区側というのは夢野の丘小学校の前で,兵庫県さんとかが皆さんアンケート取られて,そのまま,商店街と連携されてるので,100円の割引券を3枚,皆さんそれを持っておられる状態で,夢野の丘小学校の前通りましたら,すぐにマルシン市場,東山商店街,ハートフルと,この3つの商店街と連携をされて,その割引券を持って,皆さん行かれたわけなんですね。これほとんど兵庫区の区民の方じゃなくて,ほとんど区外もしくは市外の方でして,隧道に何回か来られた方も結構おられまして,商店街に水が流れるごとくその1,700人の方々がずっと商店街を歩かれまして,これかなりの経済効果でして,商店街の店舗によっては昼ぐらいには全部売り切れてしまったという店舗さんもありました。
  これはすごい効果がありますので,商店街さんも試行錯誤して,そのときにまた12月に使える割引券を個別に発行されて,リピーターに来てもらうような感じも取り組んでおられたりもしたんですけども,これ兵庫県のイベントではあるんですが,神戸市として,神戸市にある遺産でございますので,まずは逆行イベントというのを継続的にやっぱり実施いただくようにお願いできないかということをやっぱり神戸市としても働きかけできないかなと。
  私も個人的には,これ兵庫県民センターが―― 神戸の神戸県民センターさんが河川の管理なので,所管になってるんですけど,センター長に直接ちょっと私もお願いもしたりしてるんですが,ぜひそれを1つお願いしたいのと,それから,やっぱりちょっと県・市協調ができないかなというふうに思います。これの御案内とかは区役所に置いていただいたりはしてるんですけども,神戸市としての―― 県がやってるからこそあれなんですけど,あまり携わっていないかなというふうに思うんですけども,これは,アンケートも隧道出たところでアンケートが取られてるので,結局,商店街通った後の効果というのはアンケート取られていないので,商店街の店主さんは,皆さん来られた方にめちゃめちゃいろんな質問されてるので,私もいろいろ聞いてますけども,やっぱり長田区側に出るよりも兵庫区側に出たほうが,いろんな買物ができて,飲食店があってということをちょっと言っておられたので,とはいっても,当然ながら,長田区側も,ちょうど出てくるところが兵庫高校の手前ぐらいなので,もう少しずっと真っすぐ行ったら長田橋のあたりも商店街があるので,そこでやっぱり連携を取っていって,季節によって,今までの兵庫区から長田側,場合によってはまた長田から兵庫側という形でうまくできるような形になれば,それぞれ相乗効果があるんじゃないかなというふうに思ってますので,まずそういった取組をお願いできないかなということと,今回1つの事例でこれを申し上げたんですけど,ほかのところでも,商店街単体のイベントというよりも,何かそういう,遺産だったり,文化スポーツさんと連携をして,セットにしていただくとか,あとは,ちょっと商店街から少し離れちゃうかもしれないですけど,中央市場と,今度,兵庫津ミュージアムできてますし,来年もはじまり館できますので,それから,先ほど港湾局さんにもお話ししたんですけど,兵庫運河もすごくきれいになってまして,今,エイの親子だったり,それからクロダイだったり,ハゼだったり,あとクルマエビだったり,実は本当にいるんです。兵庫運河のほうに。自然の水族館みたいな形になってますので,朝早めに行くと比較的プロムナードから見ても見えるので,そのままそこ見ていただいて,兵庫津ミュージアム行って,中央市場のイベントのときに連携するような感じもすると,また1つの観光施策としてもいいんじゃないかなというふうに思うんですけども,ちょっと長々お話ししたんですが,その3点,取組をできればと思うんですが,いかがでございますでしょうか。
○古泉経済観光局担当部長 今,お話にありましたイベントですけれども,県の土木事務所主催で,11月23日に「新湊川ウォーク~初逆行!湊川隧道通り抜け~」ということで行われました。先生おっしゃったように,非常にたくさんの方がいらっしゃってまして,当日私も様子を見たんですけども,本当にびっくりするぐらいの人で,火曜日の祝日ということで,聞きますと,ほとんどふだんだったらがらがらというか,人が少ないようなところだったのを,6時間ぐらいかけてずっと人が流れるように来てくれて,非常によかったということで聞いております。年末かそれ以上の人出やったというようなお話ですとか,初めて来るお客さんもたくさんいらっしゃってよかったというようなことで,100円の券とかスタンプラリーなんかもありましたので,すごく経済効果もあったというふうに聞いております。継続して実施してほしいなという声も私も直接聞いております。
  そういう中で,ふだんは湊川側から長田ということなんですけども,おっしゃったように,長田のほうは少し商店街が手前のほうになってしまいますので,課題もあるかと思いますけども,こういうイベントを継続して実施してもらえるようにということで,我々も県の経営商業課のほうを通じて,また働きかけていきたいなというふうに思っております。
  あと,ここに限らず,ほかの地域でも商店街のイベントと地域のイベントが連携してということで言いますと,県・市いろんなイベントありますし,民間事業者のイベントもありますので,商店街だけのイベントということになりますと,どうしても地域の方限定とか,知らなかったというようなことになってしまいますので,そういう意味では,こういうイベントと連携して幅広くたくさんのお客さんに来ていただいて,商店街・市場が活性化するようにということで,我々も地域と相談しまして,また支援も行っていきたいというふうに考えております。
○副委員長(平野達司) ぜひお願いいたします。いろんな効果が相乗的にあるというふうに思いますので,お願いしたいと思いますし,湊川隧道では,単に通り抜けだけじゃなくて,今,灘のお酒をあそこに貯蔵して,テストをされてるんですね。今は半年間ベースで,ちょうど12月1日なので,今日から半年分の貯蔵した分が発売されますけども,「隧 ZUI」という名前でですね。最終的には1年物,5年物という形で,今,テストをしているところでございますので,隧道であれば年間13度ぐらいの気温が一定化してますので,電気代も何もかからなくて保存ができると。普通,お酒を貯蔵するんだったら,倉庫でいくと電気代がかかってしまうというところで,環境問題にも大変優しい取組もしてますので,地元企業さんのそういった取組ということと,観光施策にもなっておりますので,ぜひ注目もいただきたいというふうに思いますので,引き続き御支援をよろしくお願いします。ありがとうございます。

 
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