病児保育の兵庫区設置を強く要望 (予算特別委員会こども家庭局審査2025年3月10日)

病児保育について
【平野たつじ】
指定都市トップレベルの24施設を整備しているが、いまだに兵庫区は未設置の状態。子育て環境の地域格差を解消のために、兵庫区への新規整備を進めていただきたい。
【中山こども家庭局長】
病児保育事業は、医師会と連携し全て小児科医がいる医療機関併設型で実施。今年度も兵庫区の医療機関に対して開設の働きかけたが、協力いただける医療機関の確保に至っていない。令和7年度予算は、兵庫区での開設を含む新規整備2か所を計上、改めて兵庫区内の小児科医のいる医療機関に足を運び、粘り強く開設の働きかけを行い、未設置状況の解消に向けて取り組んでまいりたい。
【平野たつじ】
私も兵庫区医師会には、様々な場で直接要望も伝えている。あわせて兵庫区に小児科が、北東部(平野地区)、運南地区にも小児科がない。そのために参入促進や事業継続を支援する補助制度の充実が求められる、令和7年度予算案では基本単価の引上げや複数の異なる感染症の児童受入れ施設の加算が新設されるが十分か、施設への補助含めお考えは?
【中山こども家庭局長】
病児保育は、感染症の流行やキャンセルが多く、運営が不安定になりやすく、特性上保育士の確保も難しい事業。国は令和3年度以降基本単価の引上げやキャンセル加算の新設など支援を強化しており、本市も独自の利用人数加算や保育士の処遇改善などの補助を行っている。今後は、利用者を増やす広報や保育人材の確保の支援を進め兵庫区での開設も取り組んでまいりたい
【平野たつじ】
兵庫区に病児保育ができるまで時間がかかる可能性も大きい。それまでの間の代替提案をします。是非検討いただきたい。例えば、ファミリーサポートの幼児保育版の導入。訪問型病児保育支援、またその利用料金の助成制度の導入など。併せて病児保育の空き状況と対応可能な病気の情報をWEB上で一覧にした上で予約まで完結できるシステム構築を検討いただきたい。
【岩城こども家庭局副局長】
まずは兵庫区を含む市内への新規整備と今ある施設の運営、利用しやすい環境整備にも取り組んでいきたい。また、予約システム等のさらなる改善も取り組んでいきたい。