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2024-10-08

兵庫運河における自然共生サイト30by30についてと、浜山小学校隣接市有地を活用した環境学習施設を整備について市長へ質疑(2024年9月20日) 

【自然共生サイト 30by30とは】

2022年12月にカナダモントリオールで国連の生物多様性条約締約国会議で新たな国際目標の1つとして、生物多様性の観点から、2030年までに各国の陸と海の30%以上の面積を有する30by30の目標が採択。目標の達成に向けて、環境省が生物多様性豊かな区域を認定する制度、国際認証につながる取組です。

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兵庫運河は、兵庫運河の自然を再生するプロジェクトとして、地元の兵庫漁業協同組合、兵庫運河を美しくする会、真珠貝プロジェクト含め、長きにわたり、環境保護、保全に取り組んでこられています。

2022年には、西日本初となるブルーカーボン・オフセット・クレジットの認証を受け、2024年には、第一回全国海の再生・ブルーインフラ賞を受賞されています。

私もこの活動に長きにわたり、共に活動し、多くの方々に、そして、子どもたちにこの兵庫運河の自然が改善され、綺麗になり、多くの生物が生息できるようになったこの環境とこれからの保全を一緒になって学び、活動し、広げていきたい思いでございます。

その上で、今回の質疑につなげています。

兵庫運河における生物多様性の取組について

 

【平野達司】

生物多様性の保全が図られている区域であることを国が認定する自然共生サイトに認定申請すると聞いているが、今後の展望は?

 

【久元市長】

  環境省が絶滅危惧種として指定している希少なカニ類や貝類も見られるようになるなど、人の手で生物多様性が豊かになったすばらしい事例だ、地元の方々が大変強い問題意識を持って取り組んでこられた成果だ。さらに前に進める1つの方策が、自然共生サイト。神戸市として、30by30に兵庫運河が、適用できないかと考えている。このような取組は、国際的にも発信していくということは意義がある。兵庫運河を含めた情報発信、海外に向けた情報発信にもしっかり取り組んでいきたい。

 

【平野達司】

 浜山小学校の隣接地の市有地を活用しバスの停留スペース、シャワー・トイレ・ライフジャケットの保管場所、県産木材を活用した更衣室完備の環境学習施設を整備していただけないか

 

【久元市長】

 子供たちが豊かな自然環境に親しみ、保全する取組は大変重要、そのための環境整備、場づくりは意味がある。

海岸線沿線地域の活性化、エリア価値向上の観点、また兵庫運河周辺の回遊性向上に寄与する観点からも、環境学習に活用できる施設の整備につきまして検討する。

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更に都市局への局別審査(2024年9月30日質疑)においても継続質疑いたしました。

 

【平野達司】

浜山小学校隣接地への環境学習施設の整備について、今後どのように検討を進めていくのか

 

【山本都市局長】 

兵庫運河や環境創造の取組が、まさに強みに値するものだ、この観点から、環境学習施設の整備は、浜山小学校隣地市有地を検討対象とし、兵庫運河周辺の回遊性向上にも寄与する施設となるよう検討を進める。環境学習で実施する取組の発展、兵庫運河をはじめ地域の魅力向上・活性化の両方の視点から必要な機能や規模、整備後の活用、管理方法について、関係局と連携し、できるだけ早期に具体化を図りたい

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